為替予想
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17年01月10日 / 川合 美智子 氏

豪ドル/円;短、中期ともに豪ドル強気の流れ。但し86円台が壁となる可能性にも注意。

(分析)

トランプラリーによるドル全面高の流れの中で、豪ドルは対ドルで大きく値を崩しましたが、円の独歩安となったことから、豪ドル/円は底堅く推移しています。

14日の米利上げ後に調整的な押しが入りましたが、オーストラリア経済自体には大きな不安材料が見当たらず、鉱山関連の回復の兆しや、小売り、消費関連も好調さを維持していることから、現状下での大幅な豪ドル安にも繋がり難いと見られます。

チャートを見ると、12/29に付けた83.75を起点として反転、上昇の流れに乗せていますが、85.70-80、86.30-50にやや強い上値抵抗が控えており、これらをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。

逆に83.80-00にある下値抵抗を守りきれずに終えた場合は下値リスクがやや高くなり、一段の下落に繋がり易くなります。

21日移動平均線は85.21にあり、これを挟んで推移しており、下値リスクを残した状態にありますが、120日、200日線は80.23と80.15に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

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一方直近の週足は小陽線で終えており、上昇余力にやや欠けるものですが、下値を切り上げる流れを維持しています。

この週足の下値抵抗は84.00-10、83.10-20にあります。全て下抜けて越週した場合は新たな下値リスクが点灯します。

週足の上値抵抗は86.30-50にあります。31週、62週移動平均線は79.85と81.74にあり、中・長期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しています。

一方1月足は上ヒゲがやや長く実体の小さい陰線引けとなり、続伸には繋げられずに終えています。

また、上値トライにも失敗しており、単体ではやや下値リスクの高いものですが、11月の大陽線が中期トレンドに変化を生じさせており、基本戦略は豪ドルの押し目買いが有効であることを示しています。

月足の上値抵抗は89.00-10に、下値抵抗は80.00-20にあります。一方で、31ヵ月移動平均線が87.96に位置していることや、88~90円ゾーンは超長期的な上値抵抗ゾーンであることから、上昇の流れに乗せた場合でも、88円超えが壁となる可能性にも注意が必要です。

 

(戦略)

買いは84.60-70で押し目買い。損切りは下値リスクが点灯する83.80で一旦撤退です。売りは様子見か、86.30-50で戻り売り。損切りは87.60で撤退です。


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