為替予想
  • RSS
17年02月14日 / バカラ村 氏

「ドル円下値不安低下。押し目買い」

2月10日に安倍首相とトランプ大統領の日米首脳会談が行われました。

 

先週にトランプ大統領が、日本の自動車産業に対して為替面で不公平を述べていたこともあり、また7日発表された12月の米貿易収支で、対米貿易赤字国トップスリーの順位が中国・日本・ドイツとなって、日本はドイツを抜いて2位となりました。

これらもあって、首脳会談ではトランプ大統領が円安への懸念を述べるのではないだろうか、という見解もありました。

 

ただ、安倍首相もそれを防ぐように、「日米成長雇用イニシアチブ」として、米国にインフラ投資で4500億ドル、70万人の雇用を生み出す提案をするのではないかと報道されました。

 

10日の首脳会談の会見では、安倍首相のお土産が功を奏したようで、安倍首相もトランプ大統領もにこやかな会見となりました。

これで当面は円安に対してのトランプ大統領の懸念発言も出てこないと思われ、ドル円は底堅い展開となるように思います。

 

また、9日の夜にはトランプ大統領は「向こう2~3週間以内に、税に関する驚くべき発表をする」と発言しました。

2-3週間以内となると、2月末ごろになり、トランプ大統領の議会演説での発表になる可能性もあります。

 

この発表期待もあって、2月末あたりに近づくほど、期待からのドル買いがでやすいのではないかと思います。

 

 

市場の注目はトランプ大統領の政策や発言ですが、今週14日には上院、15日には下院のイエレン議長の議会証言があります。

今は金融政策での相場展開ではないので、重要性は低くなっていますが、市場の次回の利上げ予想が6月なので、これが3月の利上げを示唆するようなことにでもなれば、ドル買いに推移しやすくなります。

基本的にイエレン議長の議会証言は無風だと思いますが、今後利上げしていくことを考えると、長期的にはドルは買う方向の通貨だと考えています。

 

 

ドル円の日足です。

ドル円20170214.png 

 

先月中旬から約1か月、111.50~115.50円の揉み合いが続いています。

 

先週のトランプ大統領の「向こう2~3週間以内に、税に関する驚くべき発表をする」との発言までは、短期勢が売り攻めを繰り返していましたが、112円半ばから下には買いも厚くあったようで、112円を割れても111円台がサポートされた形で終わっています。

 

首脳会談が無事に通過したことや、揉み合いをブレイクするほどの材料もないことから、まだ揉み合いは続きそうです。

 

目先は、ドル円は111.50円が短期的な底となっているため、112円半ばでの押し目買いで考えており、114円後半あたりでの手仕舞いを考えています。

その後は114円後半も越えて上昇すると考えていますが、上昇の勢いが強いわけではないので、緩やかな上昇だと考えています。


to page top