為替予想
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17年02月06日 / 川合 美智子 氏

豪ドル/円:短、中期ともに豪ドル強気の流れ 但し86円台の上値抵抗にも注意

(分析)

トランプラリーで一時的な下落を見た豪ドル相場ですが、対ドルでは年初から反発、上昇トレンドに入っており、トランプラリー前の水準まで値を戻しています。

また豪ドル/円についても下値をゆっくりと切り上げる流れを維持しており、高値圏で推移しています。

 

オーストラリアの景況感は引き続き良好で、内需もしっかりしていること、安定的な雇用市場が消費を支えており、また、輸出も好調な伸びを維持していること、鉱山関連が回復の兆しが認められることから、ファンダメンタルズ面での豪ドル売り材料も見当たらず、この面からの豪ドル売り圧力は乏しい状態にあります。

外的ショックによるリスク回避的な動きが見られない限り、豪ドルの急落にも繋がり難いと見られます。

オーストラリア準備銀行はインフレ率が低いことを踏まえ緩和的な姿勢を崩していません。

 

チャートを見ると、12月29日に付けた、83.75を起点としてゆっくりと下値を切り上げる流れが継続中です。86円台の強い上値抵抗には何度か阻まれていますが、短期トレンドは豪ドル強気の流れを維持しており、85円割れを見ない限り、大幅下落にも繋がり難い状態にあります。

日足の上値抵抗は87.10-20に、下値抵抗は85.40-50にあります。

21日移動平均線は85.94にあり、若干上抜けていますが、ダマシとなる可能性を残しています。しかし、120日、200日線は81.54、80.33に位置しており、中期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

 

【豪ドル/円 週足チャート】

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一方直近の週足はタクリ足の陰線となり、下値トライに失敗した形で越週しています。

87.00-10、87.50-60にある週足の上値抵抗を上抜けていませんが、85.00-10に強い抵抗が出来ており、これを割り込んで越週しない限り、下値余地も限られ易い状態にあります。

週足の上値抵抗は87.10-20に、下値抵抗は85.00-10にあります。

31週、62週移動平均線は80.83と81.67に位置しており、中・長期トレンドは豪ドル強気の流れにあります。

但し、可能性がやや低いと見ていますが、85円割れで越週した場合は下値リスクが点灯、84円割れを見た場合は82円方向への一段の下落に繋がり易くなります。

しかし、1月足は実体が小さく上ヒゲがやや長い陽線引けとなり、上昇余地が限られ易いものとなっています。11月が大陽線となり、80円台の足元をしっかりと固めており、中期トレンドを強い状態に戻していますが、31ヶ月移動平均線が87.67に位置しており、これにぶつかる可能性にも注意が必要でしょう。2月足の上値抵抗は87.50-60、88.60-70に、下値抵抗は84.00-20、80.00-20にあります。

 

(戦略)

今月の戦略は、買いは85.20-30で押し目買い。

損切りは浅い場合で84.80、深い場合は下値リスクが点灯する83.80で一旦撤退です。売りは様子見か、86.60-70で戻り売り。

損切りは87.70で一旦撤退です。


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